○プレイヤーキャラ人数を変更する


 知っての通り、公式のOCやMotBは主人公一人だけキャラメイクするようになっている。作中でコンパニオンが登場し、ほぼ完全に操作できるが、自分でキャラメイクしたキャラ複数でパーティーを組むことはできない。BG Reloaded, PoR Remastered, 本サイトで挙げたB2:Keep on Borderlandsや、Path of Evilなどの多くのモジュールがそうである。
 一方で、拡張のSoZでは4人のパーティー制になっており、昔のPoRやEotB、他ゲームではFC版FF1,3やWizardryシリーズのようにメンバー全員を自分でキャラメイクができるようになっている。SoZのほか、有名モジュールではIWD-NWN2, S2: Legacy of White Plume Mountain, Wulverheimなどがそうである。


 前者のPC一人用キャンペーンを、SoZのようにパーティーが組めるように改変できるのかというと、OCやMotBのMakeover、BGRのパッチでも、多人数用に改変するものも作られている。
 しかし、ツールセットを用いれば、キャンペーンのPC作成可能人数を変更する、すなわちPC一人用のキャンペーンを多人数用にしたり、SoZやWulverheimのパーティー人数を4人から6人や12人などに自由に変更することが可能である。


 変更するのは「キャンペーン形式」のモジュールでなければならない。NWN2には、(NWN1同様の)単発モジュールのものと、モジュールが組み合わさって管理されたキャンペーン形式があるが、ここで人数を編集可能なのはキャンペーンである。冒頭に挙げたOCや多くのキャンペーンモジュールがそれにあたる。
 単発モジュールに複数の自作キャラを導入するには、別のカスタマイズページで述べたコンパニオン拡張システムを使用したり、あるいは単発モジュールをキャンペーン形式(モジュールを1本しか含まないキャンペーンも作成可能である)へと編集する必要があるが、これは別の機会に回す。


 まず、ツールセットを起動する。その後にモジュールを開く必要はない。上のメニューの「Plugins」から「Campaign Editor」を選択する。
 左側のウィンドウに、campaignフォルダにインストールされているキャンペーンの名が出る。ここでキャンペーンを選択すると、右上のウィンドウに、そのキャンペーンのプロパティ(各種情報)が出る。
 エレクトロンツールセットのプロパティは非常にわかりにくいが、がんばってここを編集する。
 中ほどまでスクロールしていくと、「PartyCreation」という項目があり、ここがPC一人用キャンペーンだと「False」になっているはずである。また、その下に「PartyCreationSize」という項目があり、おそらくデフォルトでは(PartyCreationがFalseであるとしても)「4」という数値になっている。
 PartyCreationを「True」にし、PartyCreationSizeの数値を好きな値(6人でも12人でも)に書き換えるだけである。
 忘れずに、右上の方にある「Save Campaign」のボタンを押しておく。このキャンペーンのプロパティは、該当するキャンペーンであれば、たとえプレイ途中のモジュールであったとしても、途中のセーブデータであったとしても即座に反映される。

 エレクトロンツールセットのバグだと考えられているが、また起動環境によるようだが、 PartyCreationSizeの値はしょっちゅう自動的にデフォルトの「4」に戻るようである。具体的には、プロパティを開くたびに4に設定され、そのままセーブすると、4に上書きされてしまうようである。そのため、このキャンペーンのプロパティの何か別の場所を編集したとしても、パーティー人数を4以外にしたいのなら、毎回その数値を入力した直後にセーブした方がいい。また、改変前(モジュール作者が最初に設定していた人数)が何人だったか覚えておくかどこかにメモしておかないと、いつのまにか4人になっていて元々何人だったかわからない、といったことが起こる。


 さて、このように、パーティー編集の可否や設定人数は簡単に変更できる。例えば4人用だったSoZやWulverheimを6人用にするなどは、すぐにできるはずである。
 が、ここでもうひとつ問題がある。PC一人用のキャンペーン、OCやBGRでは、SoZやWulverheimでパーティーの結成に使った「宿帳」がそもそも宿などに置いていないので、パーティーを結成するためのメニュー(Party Creation Window)を開くことができないのである。
 このままでは、内部動作でパーティーを結成可能にしたり人数を設定してあったとしても、結成する手段がない。


 こういったモジュールでパーティーメニューを開く方法はいくつかある。例えば、頑張ってモジュールを改変してOCのあちこちの宿に宿帳を設置することもできる。また、IWD-NWN2など、ESCキーのメニューからいつでもParty Creation Windowを開けるようにする(これは原作IWDの通りである)追加プラグインを導入しているキャンペーンもいくつか存在するので、そこからプラグインだけを持ってくる手もある。
 が、ツールセットでモジュールを改変するのは並ならぬ手間であるし、メニューを改変するのも、インターフェイスが肥大化したり、コンフリクトの原因になったりする。


 手っ取り早い手段のひとつとしては、「携帯用宿帳」のoverrideとアイテムを使う手がある。
 このoverride(新vault)のファイルを解凍し、できるco_bookフォルダをoverrideフォルダにインストールし、「宿帳アイテム」をキャラに持たせる。例えば、このvaultの紹介ページに書いてあるように、デバッグモード(shift+@でコンソールの開閉)を使い、

 Debugmode 1
 giveitem co_book
 Debugmode 0

 として、コマンドでキャラに入手させてもいい。
 宿帳アイテムの機能を使う(発動する)と、Party Creation Windowが開くようになる。冒険の途中だろうが何だろうが呼び出せるので、仕様としてはIWD-NWN2と同じだが、本を開いてその場で書き込んで呼び出すなど、まるでアンバーのドワーキンか逆デスノートである。


 さて、ここまで説明してきたが、言うまでもないことだが、PC1人用を複数用にしたりパーティーの人数を変更すると、モジュール作者の意図しないバランスになる。
 本来コンパニオンが入るべきところを(雇うのをやめて)同じ人数のPCに入れ替える等であれば、元の通りのバランスになることはなる。しかし、それもある程度モジュールの流れを知っていることが前提であって、これらは基本的に「2周目以降」の遊び方である。







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