操作・設定関連




 NWN2は(NWN1,BGと比べて)操作性がわかりにくい・とっつきにくいというのは最も言及される点である。しかし、実際は操作に関してオプション等で設定できる点は詳細にわたっており、細かに自分で操作しやすいように設定することでかなり改善される点が多い。
 マニュアルがあれば当たり前の話なのだが、マニュアルが和訳されておらず、また、ゲーム内では丁寧に翻訳されてはいるが量が多すぎて気づかないということも多い。


 以下はすでに慣れたプレイヤーには不要な情報だが、OCを始めたばかりで気が回らないというプレイヤー向けである。


○キャラ自動操作 〜 「挙動」タブ

 NWN2では、NPCがほとんど操作できなかったNWN1と異なり、BGシリーズのように事細かに挙動を指示できる。しかし、キャラのAIや挙動の設定を行うことで、NWN1のようにほとんどオートにしたり、放っておけば自動で行動するが選択時にはBGのように指示できるように、NWN1とBGの中間のように指定することが可能である。
 NPC(および、操作状態になっていないPC)の挙動はBGではマクロやAIを詳細に設定する必要があることも多かったが、NWN2ではデフォルトの機能だけでもいくらか設定が用意されている。そのひとつが「挙動」タブである。

 キャラの能力等が表示されるキャラシート(「i」キー)を開くと、普段の「情報」の他に「技能」「特技」「挙動」のタブがある。
 「挙動」タブを選択すると、非選択時の行動の指定がボタンメニューで並んでいる。スクロールして大量に見ていかなくてはならないが、以下、順不同に挙げていく。


・「呪文詠唱」
 真ん中より少し上の気づきにくい所にある。デフォルトでは「過剰な詠唱モード」になっており、敵が出るとほぼ全力で呪文を放出する。OCでは休息がとりやすく、特に呪文数が少ない序盤はあまり支障が出ることはないが、後半にいくと温存してほしいと思うこともあるだろう。
 「無効」にして毎回BGのように指示することにしたり、「適度な詠唱モード」にして、強敵が出た時だけキャラ選択し、強力な呪文を唱えさせてもいい。もっとも、「適度な詠唱モード」でもやや強力な呪文を使い、弱い呪文は放置ぎみである。


・「後退」「近接攻撃無効」
 下から1/3くらいに二つ並んでいる。「後退」は敵から離れるように攻撃する。「近接攻撃無効」は近接攻撃を一切行わない。
 BGやNWNでは、術者のNPCは、スタッフなどを持たせておくと近接武器ということで自動で敵に突っ込んで殴り掛かっていくことが多かった。そのためAI等を設定するか、それが面倒な場合は、意味もなくダーツなどの遠距離武器を持たせて近接攻撃を行わないようにしていることもあった。しかし、その場合弾薬が切れた瞬間に素手で殴り込みをかけることも多かった。NWN2では「近接攻撃無効」と設定しておくと、スタッフや素手などでも殴り掛かったりしない。
 ただし、「後退」は実はあまり離れようとしない。位置に気を配って、適度に手動で離れるように行動させた方がいい。


・「自動アイテム回収」
 上から1/3くらいにある。これをオンにしておくと戦闘終了時に落ちているアイテムを自動的に拾う。
 筋力が高め(拾っても荷重が圧迫されにくい)なキャラをこれをオンにしておくと、戦闘終了時に自動的にアイテムを集めてきてくれる。NWN1やBGよりも遥かに便利である。特に、cdaulepp's random loot generatorを導入してDiabloプレイをするときなどは必須である。ただし、たまにある、敵が無魔法などのゴミアイテムばかりドロップするモジュールでは単に欄が圧迫されるだけとなるので、その限りではない。
 また、モジュールによっては、重要なプロットアイテム(鍵など)は先頭キャラ(主人公)以外は自動拾いでは拾えないようになっているのだが、普通に拾えるように設定してあるモジュールもある。この場合、主人公以外がプロットアイテムを拾い、しかも先頭キャラの所持品だけで判定されるようになっている場合、モジュールが進行しない、鍵が開かない、といったことがある。自動拾いキャラのインベントリは時々チェックし、鍵やプロットアイテムらしきものがあったら先頭キャラに渡しておく、という工夫が必要なこともある。



○キャラ操作メニュー

・コンパニオンとの会話

 マニュアルが日本語化されていない関係上、何年もNWN2をプレイしていても気付かなかった、というプレイヤーもいたりするのだが(そして、知らなくてもOCを含めて、ほとんどのモジュールでは、進行上支障はない)移動中に能動的にコンパニオンと会話するためのメニューは、右のコンパニオンらの顔アイコンから、コンパニオンをクリックして選択し、右クリックしても出ない(コンパニオン自身の能力などの行動のメニューしか出ない)。主人公を右クリックして選択し、その主人公が選択された状態のまま、コンパニオンにカーソルを合わせて右クリックしなければならない。そうすると、「主人公→コンパニオンの行動」の会話を含むメニューが出る。
 移動中のコンパニオンとの会話は、OC2章の逆転裁判中のサンドとの会話のようにヒントになることもあるし、影響力を上げることができる場合もある。
 Baldur's Gate Reloadedなどでは、コンパニオンの管理システムがOCやSoZとは全く異なっているが、この移動中メニューによらなければ、仲間と別れることができない(別の仲間を入れて人数オーバーになった時に外すことはできるが)。
 無論、コンパニオンとの会話イベントが全く設定されていないモジュールも非常に多いので、それは致し方ない。


・追尾

 OCをはじめストーリー型のモジュールでは、デフォルトでは主人公や操作キャラの後をついてきていたコンパニオンが、突如としてついてこなくなりマップの端に立ち止ったままということがよくある。
 これはカットシーン(会話イベント)の後に特によく見られる。おそらく、モジュールの方で、カットシーンで仲間が邪魔をしないように等の目的で一時的に追尾を切っている。(BGシリーズなどでは仲間がひっかかるどころか、イベントで移動するはずのキャラが仲間にぶつかって進めなくなりイベントが止まる、ということはよくあるので、有効な対策ではある。)その後、おそらくモジュール側でモードを戻すのを忘れているかミスしているか不具合かで、追尾モードが切れたままになっていると思われる。
 対策としてはそのつど追尾モードに戻すしかない。主人公(操作キャラ)を選択(左クリック)し、右クリックで出て来るメニューから「全員→ついて来い」を選ぶ。このままだとついてくるだけで攻撃に関しては命令のない状態であり、いざ敵に出会うと接敵しておきながらみんなで揃って頭上から「攻撃する? 攻撃する?」を出すといったぼのぼののキャラ(シマリス君とか)みたいな状態になるので、適当なところで同様にメニューから「全員→近くの敵を攻撃」を選ぶ。



○ゲーム・オプション

 操作はかなりカスタマイズできるので、色々と自分のやりやすいインターフェイスを探した方がいい。『バルダーズゲート』に近い操作にしたいという希望が多いが、NWN2ではそれに近いトップダウンモードの使い勝手はあまりおすすめできないとされていることが多い。

・「インターフェイス」タブ

 右の方の「ポートレイトにヘルスを表示する」タブにチェックを入れると、画面右のキャラアイコンに、hpバーだけでなく「hpの数値」が表示されるようになる。なぜ「hp」でなく「ヘルス」なのかは謎である。このせいでこの項目に気づかなかったという人も多い。



〇スクロールを呪文書に書き写す


 D&D系ゲームでは、「ウィザード」が呪文のレパートリーを増やす手段として、入手したスクロール(巻物)を、発動するかわりに自分の呪文書に書き写すという手段がある(なお、BGシリーズ等のInfinity Engineでは、AD&D2ndのバードがウィザードと同じ習得法なので同様だが、NWN1/2の3.Xeのバードはソーサラー同様にレベルアップ時にしか習得できない)。BGシリーズやNWN1ではインベントリのスクロールを右クリックするとそれらしい(呪文を書き写す等の)項目があるが、日本語化したNWN2では、それらしい項目が見当たらない。
 実は、スクロールの右クリックで表示されるうちの一番下にある「巻物作成」が、呪文書にスクロールの呪文を書き写す項目である。
 これは、「スクロールを(呪文書に)書き写す行動」と、《巻物作成》特技とが、両方とも原語では"Scribe Scroll"なので、和訳の際に両方とも特技の方の訳語があてられてしまっているのである。







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