NWN1用のランダムプレイモジュールの数々


 ここではランダムプレイモジュールとは「敵、宝、クエストなどがランダムに無限沸きして、1モジュール内で恒常的にゲームを続けられるもの」を指す。
 つまり、WizardryやRoguelikeのように、1モジュール内でひたすら戦闘とアイテムハント、乱数とゲームシステムに没頭するのに向いたモジュール、と言いたいところだが、NWN1ではそんなに都合よくはいかないことが多い。
 どうも決定版といえるほどのモジュール(特に、上記ストイックな恒常プレイに向いたソロ用のもの)はないような気がするが、以下は自動生成物で知られているものを挙げる。

 以下の多くはその時のキャラのレベルに合わせて敵や宝が生成されることで、1モジュール内で広いレベル域に対応しているものである。モジュールごとに上限下限は異なるが(Inifinite Dungeonsは5-30lv, 他は1-20lvや1-40lvなど)どんなレベルのキャラも放り込めるようになっているものが多い。一応無限沸きはするが、敵の強さが(地方によって)一定となっているDiablo系ハクスラや、NWN2のSoZなどは含まないものとする。
 複雑なクエストやマップは生成できず、マップは固定で敵(と宝)だけ無限沸きし、戦闘が中心となっているものが多い。またその結果でもあるが、戦闘バランスは厳しめのものが多い。
 PW(常設)用モジュールのうち、一般配布されているものも、敵や宝の無限沸きなどの、同様の特性を備えていることが多い。ただし、PW専用で調整されているものは、PW用の特殊なシステム(例えば頻繁にキャラデータがセーブされる、一定以外のキャラデータが弾かれたりデータ調整されるなど)がソロプレイには向かないことが多い。以下は基本的に非PW用(ソロ又はマルチの通常セッション用の)ランダムプレイモジュール中心である。



〇Infinite Dungeons
 別ファイルを参照。NWN1/2の無限ダンジョンといえば最初に言及されるべき公式モジュールだが、敵の生成バランス、ランダム生成アイテム、アイテム強化といった要素はよくできている反面、動作が重すぎる、宝が多すぎるなど問題が多い。それでもソロプレイに堪えるランダムダンジョン型としては貴重である。



〇Endless Nightsシリーズ 1作目の新vaultのDLページ

 NWN1の拡張なしの頃から続いている長期・人気シリーズで、NWN1用ではEndless Nights 1-6まである。(なお、NWN2でも開発されていたが、中止になってしまっており、試作品Endless Depthは現Complete版のプレイには不具合がある。)ナンバリングによっては、CEPなどの非公式拡張要素を導入したバリアントもある。
 固定のマップに、一定期間を置いて敵や宝が無限沸きする、という構造を中心にして、シリーズの1作ごとに別々の工夫をこらしクエストやストーリーなど様々な要素が入っている。一応固定のメインクエストらしきものがある物、ランダムクエストが生成される物などがある。それらのクエストをこなしても(実際、あまり報酬は芳しくない)放置して無限沸きダンジョンを漁ってもよい、といった構造である。EN3-4あたりからはアイテム性能のランダム生成ドロップなども導入されている。追加要素が多く、かつランダム要素とのバランスの取れたEN4あたりが安定して評判が良い。EN1,2あたりは拡張パックが出ていない頃であるなどかなり古いので、EN4から始めてみてもいいだろう。
 当然、こうした無限生成物は戦闘中心となるのだが、ただし、戦闘はかなり厳しく、特にエピック近くからは戦士系でもビルドによってはどうにも進まなくなってきたりもする。配布ページにはキャラ数の限定はなく、強ビルドやアイテム優遇等すればソロでもできないでもないが、おそらくはマルチプレイ(複数プレイヤーキャラ)を強く想定しているといわれている。



〇RDG9 新vaultのDLページ

 ENシリーズと並んでInfinite Dungeons以前から有名なものである。細部を改変した幾つかのバリアントがある。
 HotU序盤の舞台であり、FR世界でも有名な宿屋ヨーニング・ポータル亭(5版HJ和訳では「大口亭」)の井戸から、アンダーマウンテンの巨大迷宮に入っていくという設定である。
 アイテムクラフト、ランダム配置によるダンジョン自体のランダム性などシステムは非常に凝っているが、バランスは4−6人によるマルチプレイ用で、残念ながらソロを想定していないらしい。ENシリーズとは逆にxpが入りすぎ等によく見舞われる。



〇Dragonspear Castle 新vaultのDLページ

 一応FR世界のドラゴンスピア城という設定になっており、一見通常のダンジョンモジュールなのだが、キャラの強さに合わせて敵や宝が生成される。なお、ランダムで中身が生成されるので「ランダムプレイ用ダンジョン」の一種ではあるのでここに挙げているが、1モジュール内で延々と無限湧きする無限ダンジョンというわけではない(クリアするとモジュールを開始しなおす必要がある)。
 やはりマルチ用なのか、厳しめなバランスになっている。



〇Time for Heroes 新vaultのDLページ

 「ランダムクエストがクリアするごとに新たに生成される」という仕掛けの無限物である。Endless Nights 4などによく似た追加要素があるが、こちらはクエストクリアで進行する形に特化されている。
 Endless Nightsシリーズに比べるとソロを想定して戦闘バランスが取られているらしく、そのあたりは良好である。マップは最初は把握するのが苦労するかもしれないが、全体的に広くはなく、図書館でマップの繋がりを把握でき、また(序盤で地図を購入すると)容易なショートカットも整備されている。総じて、ランダム生成物の中ではプレイしやすく、上記IDやENシリーズでそうした傾向のモジュールに興味があれば一見の価値があるかもしれない。



〇Plains of Ida 新vaultのDLページ

 無限沸きモジュールとしては、上述の数本に比べると異色である。すなわち、だだっ広い戦場フィールドに高速で敵と味方(光と闇の勢力)が無限沸きする。乱戦に参加するだけで経験が入るし、自分で討ち取るとかなり経験が入る。レベルアップも高速である。敵からランダムアイテムのドロップ(おおむねレベルに比べると強すぎることが多い)や、アイテム強化(武器だけだが)のシステムもある。
 訓練場の戦闘試行よりましな程度の非常に単調な代物ではあるが、手っ取り早くビルドやその強さを検証するには使えるかもしれない。








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