アルダ世界のアウトライン
*bandフリークにとって非常に馴染み深い「モルゴス、シルマリル」と、いまや映画で有名な「サウロン、一つの指輪」の関係たるや、の非常に(あまりにも乱暴に)大雑把なアウトライン、時間軸表。
指輪未読の*bandファン向けの覚え書きに過ぎない。詳しい情報は、国内外の専門の解説サイトに移ることを強く推奨する。
神話時代(灯火の時代) 約1万年間
中つ国の大陸が築かれるが、ヴァラール(諸神)のうち一人で大陸を支配しようとするメルコール(後のモルゴス)と、残りのヴァラールたちが争う。
ヴァラールは大陸の荒廃を避けて西に移住し、アマンの地を築く。
神話時代(二本の木の時代) 約2万年間
ヴァラールがアマンに二本の光の木を立てる。ついでヴァルダ(エルベレス)が中つ国の上空に星を投げかけたため、その光でエルフが目覚める。
メルコールが本拠地ウツムノの他に前線基地アングバンドを築く。また一部のエルフをウツムノに拉致しオークを作り出す。
エルフを救うため、ヴァラールが再び中つ国に攻め上り、ウツムノを破壊しメルコールを一旦捕らえてアマンに連行する(力の戦い)。
エルフがアマンに招かれ、移住できた者はハイエルフとなる。
ハイエルフのフェアノールが大宝玉シルマリルを作る。
メルコール(モルゴス)がシルマリルを奪い、二本の木を破壊し、アマンを逃亡して中つ国に戻り、アングバンドを再建して立てこもる。
伝説時代(太陽の第一紀) 601年間
ヴァラールが二本の木の残った果実から太陽と月を作る。この光で人間が目覚める。
フェアノールと親族のノルドール・エルフらが、シルマリルの奪還のために中つ国に上陸してアングバンドを包囲し、戦いを挑み続ける。
エルフらの国は6世紀をかけた激しい戦いの末に全滅し、混血児エアレンディルがヴァラールに助けを求めるためアマンまで航海する。
アマンの軍勢が中つ国に上陸し、アングバンドとその軍勢を破壊し、モルゴスを虚空に追放する(怒りの戦い)。その一帯の大陸(北半分)が破壊され水没する。モルゴスの軍師サウロンはいったんアマンの軍勢に恭順するが、逃亡する。
奪還されたシルマリルはひとつはエアレンディルが空に掲げ(金星)、残り二つは地中と海底に没する。
太陽の第二紀 3441年間
海上の新たな島に人間のヌメノール王朝。(ドゥネダイン。エアレンディルの子孫。)
姿をやつしたサウロンが中つ国に残ったエルフらを欺き、ともに20の力の指輪を作る。すべてを支配する一つの指輪を鍛えると、南東部モルドールに国を構え、中つ国に君臨する指輪の王となる。堕落したドゥネダインをはじめ人間の王を誘惑し手足とする(ナズグル)。
ヌメノールの強大な軍勢がモルドールを包囲し、サウロンをいったん捕らえるが、その言に惑わされて重用し、ヴァラールに背いたためにヌメノールは水没する。一部が中つ国に逃れドゥネダインの北方王朝・南方王朝を築く。
逃れたサウロンの軍と、生き残りのエルフとドゥネダインの同盟軍が戦い、サウロンの肉体は滅ぼされるが、一つの指輪は行方不明になる。
太陽の第三紀 3021年間
サウロンの霊、ナズグルなどが長い時を経て力を取り戻してゆく。アマンからイスタリ(魔法使)が派遣されてくる。
ナズグルの首領(アングマールの魔王)の建てた国がドゥネダインの北方王朝を滅ぼし、王家のみが以後エルフに育てられる(アラゴルンまで)。また南方王朝の王はアングマールの魔王に挑んで帰らず、こちらは国(ゴンドール)は残るが王家が絶え、執政家が治める(デネソール、ファラミアまで)。
スメアゴルの手に渡っていた一つの指輪を、偶然ホビットのビルボ・バギンズが手にする。
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