カスタムコンテンツ(外見、音声等嗜好品)
導入の際の展開の仕方などについてはシステム改変コンテンツの説明も参照
○Chainmail Bikini+ (新vault配布サイト)
かつてのNWN1では、鎧部位装備を外すと女性キャラは極小面積ビキニとなり、お姉チャンバラとかビキニウオリアーズとかはそのまんま武器だけ持たせたり透明部材の鎧を着せればいいだけの話であったが、一方、NWN2では、鎧を外すと謎のぴちぴち革スーツのような普段着となり(鎧を外した方が露出度が下がることがある)半裸とかにするには、形状をこの革スーツの上からわざわざ「素肌で上書き」するhakを使う必要がある。
上記は、着用するとMetal_Bikini(海外ではこう呼称する)状態になる鎧を追加する。
なお、これを導入後、キャラに着せるには、エディタに慣れた人ならば適当なモジュールで入手できたり購入できるようにするだろうが、NWN2のエレクトロンツールセットは使いづらく、中々手が伸びない人もいるだろう。安易に入手させるには、cm_bikini2フォルダをoverrideフォルダ(あるキャンペーンにのみ適用する場合、campaign内のそのキャンペーンのフォルダ)に入れた後、NWN2を起動、適当なモジュールを起動し(OCの既存モジュールのセーブデータでも構わない)、キーボードの"`"(シフト+@)を押してコンソールを開き、
DebugMode 1
giveItem chainmail_bikini
DebugMode 0
(大文字小文字はそのまま入力する必要がある。giveitemは小文字でもいい)として、再度"`"を押してコンソールを閉じれば、インベントリに入っている。
また、ツールセットに慣れた人なら、改変して「これに肩パッドがついただけでフルプレートとか言い張る重装鎧」とか簡単に作れる。だから何だといえばそれまでだが。
○Link (Legend of Zelda) (新vault配布サイト)
Super Sayian Goku (新vault配布サイト)
かつてNWN1の旧vault(上記新vaultは一度サーバーが飛んで移動したものである)では、モジュールやhak/overrideだけでなく、単なるキャラデータ(セーブデータ)が数多く投稿されていた。日本神話の神々やベルセルクやファイナルファンタジーのキャラ(全て欧米人の投稿である)など、きわめて意味不明なものが多種にのぼっていた。しかも、それらはキャラクターモデルを3Dから描き起こすといったTESのmodificationのようなものではなく(NWN1でもシステム上一応可能だが手間はかかる)、ほとんどは既存のNWN1のモデルを組み合わせて再現したソウルキャリバーのエディットのようなものであったが、ベルセルクのガッツなどは異様に完成度が高かったことで日本のNWN1ユーザー間でもよく知られていた。
NWN2では(及び新vaultでは)そうした動きは少ない。上記の前者は、フランス語による投稿で、実はNWN1/2は欧州、特にフランス語圏でかなり盛況である。有名モジュールにはフランス語に訳されているものも多い。ちなみに欧米FTにおけるゼルダシリーズの人気は日本人の予想よりも遥かに高い。
後者の方は、おそらくキャラメイク時にプレインタッチトのサンプルとして頻繁に表示される「ファイア・ジェナシ」のモデルの、アタマの形状と火炎オーラがサイヤ人に見えないこともないというだけの単なる一発ネタである(なお、きわめて悪名高い海外のドラゴンボールファン創作ネタのひとつに、髪やオーラが赤くなるさらなる強化型のスーパーサイヤ人がある)。ただしポケモンのゴウカザルのごとく、火炎+悟空は特にありえない発想ではない。
○Feline Girls (新vault配布サイト)
Pains monster pack (新vault配布サイト)
誰が言ったかファンタジー世界といえば「ニェーカミムィ(nekomimi)」を抜きにしては語れないという。NWN1にはプレイヤーキャラやモンスターに猫耳3Dモデルを追加するようなhakはいくつもあったのだが(作ったのは日本人だったり全くそうでなかったりした)全般NWN1ほど盛んではないNWN2では皆無である。そして、「猫獣人」に流用できそうなワーキャットやラクシャサといったモンスターの3Dモデルも(これもNWN1にはデフォルトで在ったのだが)NWN2にはデフォルトのエディタ内にも存在していないし、追加モデルの類も見当たらない。
が、猫獣人やキャットフォークの外観を追加する方法が全くないわけでもない。冒頭に挙げた2ファイルのうち上の方のoverrideは、モデルは人間やエルフのまま、キャラクターモデルのテクスチャを変更することで、ミュージカル『キャッツ』のようなペイントによって猫人間らしさを表現しているものである(いわゆる猫耳にはならない)。Feline girlをoverrideに入れると、人間のモデルに虎人間、エルフのモデルに豹人間が1種類ずつ追加され、人間やエルフのキャラ作成時にも頭部テクスチャとして選べるようになる(胴体はモンスター用で、プレイヤーに使うには別のカスタマイズ手順が必要)。下の方のmonster packは、多数のモンスターモデルの詰め合わせだが、このうち、adl_pain_monsterpackmisc.7zに入っている「ラクシャサ」は実は新モデルでなく同様のテクスチャのみで追加しているもので、これをoverrideに入れるともう2種類ほど追加され、豹や黒豹の模様が人間のキャラ頭部に選べるようになる(なお、ほかのモンスターのモデルをモジュール内やプレイヤー用に使うにはまたもう何段階かのカスタマイズが必要)。なお、キャラやアイテムのモデルは通常モデルのファイル(群)をoverrideに入れるだけでよく、他に2da等を編集する必要はない。
問題はどう見てもこの動画のサムネのゲレゲレにしか見えないという点である。
〇4 Japanese Female Voice Soundsets (Japanese Female Voice Actors) (新vault配布サイト)
>#1 花澤香奈・クレリックまたはパラディン (soundset 751)
>#2 井口裕香・ローグまたはレンジャー (soundset 752)
>#3 豊崎愛生・ウィザードまたはソーサラー (soundset 753)
>#4 佳村はるか・ファイターまたはワーロック (soundset 754)
キタコレ
〇Katana Blades (新vault配布サイト)
MWM Final Fantasy Buster Greatsword hak (新vault配布サイト)
武器などのアイテムのモデルはvaultで検索すれば目的のものを見つけるのは難しくないと思われるが、《大業物》特技関連で触れたので、幾つか追記しておく。NWN1/2というか洋ゲー全般で武器の外見と性能がイメージに合わないという声はよく聞く。例えば両手で持つような日本刀(NWN2ではPnP同様、オフハンドに何も持たなければカタナを含む中型以上の武器の多くは自動的に両手持ちされるが、NWN1ではそうではない)や、グレートソード以上の大型武器がシステムで再現されていないといった不満である。これに対して、なぜか多くのゲーマーがシステムを改変を要望したり自分で改編を試みたりするのであるが(例えば、カタナを「両手持ち」にシステムの方を書き換える等である)NWN1/2の場合、ベースアイテムを改変したりするとそのデータを用いていた全モジュールのバランスが崩壊するため、推奨できない。
ひとつの対策として、「既存のアイテム」に外見を追加し、性能はツールセットで個々で調整するというものがある。上記は通常の「グレートソード」のモデルに、「大型のカタナ」「FF7のような大型の剣」を追加するものである。ツールセット(エディタ)で上記の外見を選択したグレートソードを作ると、中身(性能)はグレートソードで形状は大型カタナ等のものができるが、性能もツールセットで(ダメージタイプや追加ダメージなど)適宜調整してもよい。なお、前者のモデルは日本でNWN1で活動していたgeshi氏によるものである。
〇MWM Kama 10 Pack Hak (新vault配布サイト)
他の箇所でも述べているが、Mnkの攻撃手段は純粋に戦闘能力だけ見た場合、素手はベースダメージが上がっていくことを加味した上でも、カマ(二刀と連打)の方が有効性が際立つことが多い。高lvビルドではカマ二刀連打が近接系の最強候補である他に、それ未満のlvでもカマ自体の性能加算や手数などの面から、なにかとカマが有効に見える局面が多い。
それを理解するにつれ、理不尽を感じるという声が多いのは、なぜよりによって「カマ」なのかという点である。PnPのルールでは、Mnkが連打などの有効性を生かせる武器は他にもクォータースタッフ、ヌンチャク、サイ等何種類かあったのだが、なぜかNWN1/2では二刀流で使えるものとしてはカマしか再現されていない(このうちクォータースタッフは双頭武器で、二刀連打ができるはずで、イメージ上もかなり需要が多そうだが、NWN2では双頭武器自体が再現されておらず、クォータースタッフも単なる両手武器である)。東洋のゲーマーにとってはカマは決して一般的な「武道家の武器」のイメージではなく、不満の声はしばしば聞かれる。
上記hakはカマのグラフィック(3Dモデル)に多数の別の武器を加えるものである。トンファー、バトルファン、パンチングダガー、クロー、サイなどがある。
ツールセットを用いて、新規アイテムでこれらのグラフィックのカマを作成することで、内部動作はカマでMnkが連打等が行えるが、外観としては上記の武器を使う武道家キャラが作れる。ただし、hak形式になっており、overrideなどで使うには別ツール等で展開する必要がある。
〇spear pack (新vault配布サイト)
槍の形状パックである。NWN1/2のスピアは両手武器だが、単純武器でダメージも外見も随分へぼいという評が多い。実はPnPルールでは、3.Xeのデータの「スピア」は槍の中でもかなり小型のもの(PHBのイラストによるとジャベリンとさほど大差のないもの)を指しており、大型のものはポールアームのデータが担当していると思われる。しかし、NWN1/2ではスピアはPHBの小型槍のデータのまま、(おそらく他の武器との兼ね合いから)両手持ち固定になっており、グラフィックはかなりの長柄になっており、結果、あくまで単純武器な手槍を長さだけ引き延ばしたような外見となっている。
その結果、NWN1/2のスピア系統は「大型で両手武器にも拘わらず、データも外見もいまいちへぼい」という武器になっている。NWN1ではCEPなどで様々な外見が追加できるのだが、NWN2ではいまひとつである。なので大型で勇壮な槍のたぐいが欲しければ、ポールアームを使えといいたいところなのだが、NWN1/2ではポールアームは「ハルバード」しか再現されておらず、イメージに合うかどうかも定かではない。またストームロードなど、どうしてもスピアを使わなくてはならない場合もある(なお本来、PnPではストームロードが適性を持つのは小型のジャベリンである)。
上のダウンロードファイルは「スピア」のデータとして何種類かを追加する。トライデントや凝った穂先のものもある。ストームロードなどのイメージ補完にはなるかもしれない。
〇jozans mace (新vault配布サイト)
ジョウゼンのメイスである。3.XeのPHBやDMGを熟読した卓ゲーマーにはジョウゼンは下手なWGやFRの重要人物以上に(そしてネット上で人気のレグダー以上に)有名だが、今のプレイヤーに「ジョウゼン」が誰だかわかるのだろうか?
〇MWM Lightsaber Hak(新vault配布サイト)
ライトセイバー(青)を追加する。Diabloシリーズのフェイズブレードをはじめ、実はウルティマやハイドライド2など、大昔からFT-RPGにも珍しいアイテムではないので、当然モジュールによっては出てくるだろう。
多くの武器モデルを作っているMWMdragon氏によるもので問題があるわけではないが、いまひとつそれっぽく見えない。理由をひとつ挙げるとすれば使用するときにあの「う¨ーんを んをん う¨をーん」という音がないとライトセイバーらしさが無いのだがNWN2ではそこまで追加するのは骨が折れる。
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