雑記:Gold Boxの遺産
(※雑記なので上の記事の方が新しい)
〇FRUAとその後継者(その2)
FRUAの後継タイトルといっても、単に「D&DシリーズのPCゲームのシナリオエディタ」という意味であれば、以後の時代のヒット作にもInfinity(BG1/2)の編集ツールやAurora/Electron(NWN1/2)など多数ある。特にNWN1はD&D系エディタ全体の定番で(他でも述べているが、NWN1も同等の代替となる後継作がないという問題に悩まされている)しばしばFRUA自体もNWN1の前身といった言い方もされる。
しかし、BG1/2でもNWN1/2でも、FRUAのGold Boxエンジンと比較すると「D&Dらしさ」はかなり欠如している、という点は用語集などでも触れている。NWN1/2はリアルタイム、グリッドレスであり、結局のところ、「3.Xeのデータでできたユニットを、Diablo 1(あるいはDungeon Siege 1)のような画面で手軽に操作できる別ゲーム」でしかないともいえる。例えば、モジュール紹介でも述べているように古典的なPnPモジュールの再現、ルールを含めてプレイ感の再現はNWN1自体が向いていないという意見が海外からもある。
D&Dルールというだけでなく、Gold Box (FRUA)の後継というと、ターン制のグリッドのタクティカル戦闘、多分に直接的にそれを把握する2D戦闘画面といったものを備えたものになる。それはボード(マップタイル)上で戦闘処理を行うことが前提であったAD&D1st〜3.XeまでのPnPの再現性としての「D&Dらしさ」であったり、あるいは単にPC上のGold Boxそのものに対する再現性であったりもする。Gold Boxは戦闘が2Dのタクティカル、移動が主に3D迷路(2Dのフィールドも作ることができるが、Gold Box本編ではオーバーランドマップ用であり、あまり使用されていない)であるが、3D迷路部分は重要ではないとされているのか、例えばWizardry系やダンマス系のような本質要素としては言及されないことが多い。
これらを備えたゲームの形態自体が古式然としたものだが、Gold Boxそのものの影響力のため、需要自体は細々と続いており、インディーゲームには現在でも「Gold Boxのような雰囲気を目指した」という謳い文句は少なくない。
シナリオ作成ツールとしてのFRUAは時代のためもあり制限・問題が非常に多い。例えばシステムはほぼ改変できず、アイテムデータすら編集できず、リソースの交換も容易でない。これらはユーザー製のツールもあるが、そもそも本体がDOS用であるためもあって困難・問題が多い。現代的な「FRUAの後継作」にはそれらの機能が期待される面もある。
以下に、そうした要素を備えたFRUAの代替品、名前が挙がっているもの、または過去に挙げられていたものを幾つか述べる。後日追加もするかもしれない。
結論から言えば、これらの中には現状FRUAの代替として定着しているものは無い。現状でツールセットとして使用できるものもあるが、FRUAに迫るユーザーモジュール数が存在しているもの、近い将来に同等に普及すると思われるものは今のところ無い。下記するようにいずれも、すでに定着しているFRUAの後継として普及するには至らない何らかの理由がある。一方で、こうした形態のタイトルが年々供給され需要も続いていることから考えても、将来的にFRUAの代替作が現れる可能性はある、としか言えない。
・Dungeon Craft
Dungeon CraftはFRUAのファン製作によるリメイクの代表としてWikipedia(en)をはじめしばしば挙げられる。他所のフォーラムによると、かつての開発のMicroMagic社のFRUAスタッフとコンタクトしFRUAの機能を拡張したり整理したりするプロジェクトの打診を行ったファンもいたらしい。詳細は定かではないが、話によるとDungeon Craftの原型は、その成果のひとつだというのである。
今も「Windows95以降」で動くと称されるDungeon Craftは、リソースの変更機能などFRUAに欠けていたツールとしての最低限の機能も補われている。FRUA自体のデータやモジュールを利用できる互換性もある程度謳われている。しかし、開発はかなりゆっくりであり、20数年を経ても、不足している点も不具合も多い。例えば、フルスクリーンにしか対応しておらず、プレイ環境を調整するにはかなり回りくどい手段を使う必要がある。筆者は新しいデバイスを入手するごとに試しているが、いずれも動作は不安定である。
フォーラムでのレスポンスは現在も少なくはなく、20余りのモジュールも作られており、FRUAの相当物としての一定の位置は確保し終えているように見える。しかし、「相当物」といっても「代替物」たりえるか、ここまで定着しているFRUAのユーザーの全員が一斉に移住するほどかといえば、それにはいまひとつ足りないように見える。
・IceBlink
IceBlinkはd20のツールで、フィールド移動部分が3D迷路状ではなく2Dスクエアのマス目移動になっているなどの面では異なるが、タクティカルコンバットのD&D系となるといかにもGold Box風であり、現に前身である
Solenttar(キックスターターが中断)や、配布モジュール個々の作者らによってGold Boxにインスパイア、再現云々といった言及がある。d20ベースの2010年代のGold Boxともいえるが、NWN2モジュール紹介で述べたLanternaなどの『カルニア国シリーズ』の作者が中心となっており、結局のところ「3版系のNWNのユーザーの手によるGold Box」のような、NWNとターン制との折衷と思われる。実際にVaultなどのNWNコミュニティで展開され、新vaultでは今も右の「人気モジュール」のタブにはNWN1,2と並んでIceBlinkの項目がある。データ上も、NWN1/2のモジュールと一定の共通のファイル(カンバセーション等)を用いることができる。IceBlinkのモジュール作者には、上記カルニアシリーズ作者の他、NWNやFRUAと共通した作者らの名が見られる。
エディタ等の機能面では不足はなく、上記ファイルのインポート等のツールとしての機能の他、ゲームシステムを含めて多々改変できる。実際に、作られているモジュールごとにキャラクタークラスや呪文などが異なる。ただし(デフォルトに近いシステムから少なくとも簡単には改変できない点として)特殊能力がヴァンシアン魔法や回数制でなくSP(MP)制になっている、マルチクラスはできない、といったいまひとつ3版系/D&D系らしくない点もある。
2010年代はそれなりに活動があった形跡があり、例えば一時はマルチプラットフォームで展開され、携帯版のストアで、ツールセットや、IceBlinkモジュールを単独ゲームアプリ化したもの(Hearkenwold,
Lanterna, Red Carnival,
The Birthdayなど)が多数配布されていた。しかし、現在はやはり停滞している。Githubの開発・配布サイトこそ残っているが、メインサイトやフォーラムは落ちている。携帯版も現在はいずれもストアから消えており、おそらくは各携帯OSのアップデートが追いつかなくなったものと思われ、現にかつて配布されていたツールやモジュールも現OSの携帯機ではうまく動かない。Windows用の現ツールで作られたモジュールの多くは他プラットフォームでは動かない。現状はWindowsツールとしては使用可だが、モジュールも数本を数えるのみで、これ以上増える気配もない。
FRUAフォーラムでは、Iceblinkについて、規模が拡大しなかったことは「NWNコミュニティが拠点だったこと」それ自体が原因ではないか、NWNのユーザーらが思ったほどこのスタイルのゲームに興味を示さなかったのではないか、と分析する者もいる。NWNの新vaultでは(NWN1/2と並んでIceBlinkに専用のタグやモジュールランキングのカテゴリが設けられているにも関わらず)IceBlinkの作者自身が投稿した配布ページに対して「ここはNWNのサイトなのでNWNに関係ないゲームに関するこのページはスパムの仕業です」などという勘違いした他者によるコメントがつくほどに廃れている。
・Low Magic Age
LMAは3.Xeのd20システムの戦闘アリーナ・ランダムダンジョン・ランダムクエストの自動PnP-RPGシミュレータだが、インターフェイスやタクティカルコンバットのゲームシステム自体は、Gold Boxシリーズのそれを現代化したといえる節もある。日本の数少ないLMAのプレイヤーが寄せる要望というのが「固定シナリオや固定シナリオエディタを早く追加しろ」などというものであり、ランダムシミュレータであるこのタイトルに対してこんな要望(日本の勇者CRPGやらSRPGの系譜や枠にはめようとする根本的な勘違い)は、LMA自体に対しては完全なお門違いではあるが、その一方で、このLMAが仮にmoddingでシステムやシナリオ等を含む改変の自由度が高ければどうなっていたか、と想像してみると、FRUAの次世代とはゆかずとも、かなり魅力的なd20ツールのひとつとなっていた可能性はある。しかし、LMAは(データフォルダを見ると、各種データや固定イベントアイテム等がテキストで設定されている箇所等はあるものの)多くの内部システムがハードコードされているらしく外部からの改変は容易ではなく、現にシステムやシナリオに関するユーザー作成の外部modなどは全く存在せず、ユーザーコンテンツは差し替え用キャラグラフィックやキャラデータといったものに留まっている。
・Realms Beyond
Realms Beyond: Ashes of the Fallenは3.5e d20のターン制、タクティカルコンバットのエディタ付CRPGとして2018年頃にキックスターターの話が上がり、Gold Boxへのノスタルジーを前面に押し出した宣伝ムービーなどから、一時期はPCゲーム板のD&D/d20関連スレッド群などでも注目されていた。初期Dragonlanceロゴにフォントや形状を模したタイトルロゴなどからして、当時のブームでRPGやGold Boxに流入したファンを対象としているのがよくわかる。ムービーによると見かけはInfinityエンジン風のフィールドと、ヘックス盤のグリッドを使用したターン制タクティカル戦闘を備えた構造が予定されていたらしい。
しかし、2020年にはβ版の戦闘周りが出来上がったとはいうものの、
2020年後半にはすでに開発が再開困難になっていたという報告が見られる。以後、steamでの取り扱いなども停止になっている。
・Knight of the Chalice 2
KotC2は3.Xe系d20のターン制、タクティカルコンバットのCRPGである。KotC1が非常に苛烈な戦闘バランスでごく一部のD&D系のタクティカル戦闘側面の愛好家に好評を博したので、2作目ではさらに手が加わっただけでなく、ツールセット(モジュールエディタ)もリリースされたものである。
当然のように見かけは2Dのレトロである。3.5eのd20-SRDがベースだが、マルチクラスがなく、サブクラス的な派生クラスが充実しているなど(5版的ともいえるが)3.Xeらしさが再現されていない部分もある。ツールセットはこれらのシステムの改変(例えば種族やクラスの追加変更など)は少なくともデフォルトの機能には無いようである。
ユーザー作成のモジュールの一本に、FRUAや上記のIceblinkでも作られたHearkenwoldモジュールがある。戦闘難度に傾倒する等のゲーム本体作者の極端な姿勢により、ユーザー評の一部から「ゲーム本体は放っておいてHearkenwoldをプレイすべし」といったきな臭い評すら見られるが、何にせよ、ユーザーモジュールとして作られたHearkenwoldは好評であり、すなわち、FRUAやIceblinkと同様のモジュールを再現することは可能なツールセットであることを意味する。nexusmodには他にも数本のユーザーモジュールがある。元の高難易度戦闘ゲームの間口が狭いことや、d20のシステムの再現性・改変性の難はあるものの、将来的にはさらにモジュールが作られる可能性はある。
〇FRUAとその後継者(その1)
FRUA(Forgotten Realms: Unlimited Adventures, 1993)とはSSI社のGold Boxシリーズのシナリオエディタである。Gold BoxについてはNWN用語、
FRUAについてはNWN0情報で簡単に触れているが、FRUAはDOS時代のAD&D1stターン制PCゲームのエディタ、要は「プールオブレイディアンスツクール」だと表現すればほんの少しばかりは理解できるゲーマーも増えるところであろうが、今となっては、ほんの少しばかりしか増えないところでもあろう。
日本では、Gold Boxについては(この用語はともかく、PoRあたりで検索すれば、といってもFC版PoRの記事も一時よりかなり消失しているが)、今でも驚かされるほどに熱烈なファンが見つかるが、FRUAともなると知名度は完全に皆無であり、存在すら知られていない。検索して当サイト以外がFRUAを話題にしていたのは見たためしがない。掲示板で話題にしていたレスが見つかったと思ったらさらに昔の筆者の他所の記述のペーストだったりすることがある。現在のD&D関連のPCゲームの掲示板では「D&Dシリーズで自分でシナリオを作れるようなエディタがないのか」という質問に対して、FRUAや後日述べるDungeoncraft, Iceblinkどころか、D&DシリーズのエディタとしてNWNやSolastaすら言及されず、無関係の『五つの試練』を繰り返し持ち出すような者しかいないような有様である。
が、海外では、Gold Box自体の成功資産(これ自体が日本では全く把握されていないが)も相まって、NWN1の前世代のツールとして相当な量のモジュール(シナリオ, DSN)がFRUAで作られた。
そもそも「Unlimited Adventures(限りのない冒険)」とはまたずいぶんと大きく出たタイトルだと思うところだが(似たようなフレーズがNWN1のセガ版のパッケージ裏にも書かれていたが、その背景事情は別の機会に述べる)これはGoldbox自体がかなりの数のパッケージが出た後に、SSIがTSRとの契約上でGold Boxタイトルを以後出せなくなったため、最後に作成ツールをリリースし「多作続いてきたこのシリーズは、以後も(このツールで作られる限り)出続ける」といったメタ的なタイトルでもあった側面もある(なお海外の解説サイト類でも、Gold Boxシリーズ自体が直接このFRUAを使用して作られた、と書かれていることがあるが、事情はもっと複雑であり、Boxの各ゲームごとに、またFRUAとは仕様は細かく異なる)。さらに、人気のGold Boxシリーズをパッケージごとに待ち続けてはプレイしていた海外ゲーマーらにとっては、シリーズが止まっても以後自分達で続けられる、というこのツールに対して、決して大袈裟な題名では無かったと考えられる。
ともあれ、このDOS時代のソフトウェアは現在では入手・プレイできるのかといえば、2025年現在、
FRUAのwikiを称するサイトのひとつには、
>ご注文はこちら: UA が特別な CD-ROM バンドルで発売中です!
>お手頃価格で、UA, D&D Stronghold, Fantasy Empires, Dungeon Hack が手に入ります!
こちらといって何のCD-ROMとか何も書いていないが
そらFANTASY FEST!やないか。発売中ていったいいつの時代の話だよ。てか筆者が持ってるFRUAも札幌のドスパラで買ったそのCD-ROMだよ。当時、ドスパラは商号でもブランドでもなく「DOS/Vパラダイス」の略称であり、DOS/VつまりIBM PC/AT互換マシンの店で、要は筆者にはもっぱらそれらで走る洋ゲーの調達先だった。
しかし、このくだりを含むUAの紹介のテキストファイルが、FRUAコミュニティで現在も配布されているユーザーモジュールのいくつかにも、フォルダの中に「Helpme!.txt」(モジュールファイルの使い方説明)として見つかる。どうやらこのFANTASY FEST!と近い時期に作られたユーザーモジュールには、一律このテキストが入ったままになっているらしい。いまだにNetHackのドキュメントや紹介にオリジナルRogueの(現代ゲームでは到底理解しがたいUNIX-Rogue当時の)説明がそのまま残っている状態と同様である。上記の激しく建造途中放置のwikiも含め、一通りのFRUAの説明として当時のものを持ってきたが時代に依存した事項(冒頭の「AOLのNever Winter Nights」つまりNWN0云々を含め)は検証されないまま使われているようである。
何の予備知識もないゲーマーがFRUAの存在を知り入手しようとして、上記のようなwikiやドキュメントに辿り着いた場合、そのCD-ROMとやらを探しに行ってしまう可能性もあるが、現実的には、上記NWN0情報で言及したように
GOGや
Steamで入手でき(Gold BoxのセットにPoRなどと共に入っている)現用機でも使用できる。これらはDOSBox(DOSエミュレータ)上で動いており、またプレイ支援ツールの
Gold Box Companionも使用できる(Roguelikerは「gbc.zorbus.net」ってZorbus(d20のRoguelike)のサイトやないかと思うだろうが全くもってその通りである。まるで関係ないが、このサイトには
Eye of the Beholderシリーズの方の支援ツールもある)。
また、DOSboxが動く環境であればWindows以外の端末でも動かせ、例えばFRUAのインストールフォルダを丸ごとAndroid端末のストレージにコピーしてAndroid用のDOSBox(Magic DOSboxなど)で動くよう調整すれば、UAshell(後述)も丸ごと問題なく動作する(Gold Box CompanionなどのツールはWindows上でしか動かないが)。
ここまでをまとめると、あたかも「日本では知られていないが海外ではDOS時代にのみ流行したレトロゲー・過去作品で、久々にGOGやSteamで体験だけできるようになった(現在では海外でも回顧タイトルとして以外の意味は持っていない)」タイトルであるかのように受け取られるのが大半であろう。
しかし、実際はFRUAは、DOS時代以後、Windowsやネット時代に移った後でも、D&Dエディタツールのひとつとして(NWN等と並行して)恒常的に使用され、モジュールも供給され続け、コミュニティも継続してきている。日本でもツクール2000の製作コミュニティがいまだ継続している場所があるが、FRUAには該当システムの代替物が他にないためか、かなり大きな規模がある。
上記のFRUAフォーラムから、
現在もダウンロードできるモジュール(DSN)は653本(2025年12月現在)が確認でき、他にもネットに散らばっているモジュールが多々ある。Gold Boxにバック・ロジャース(SFヒーロー)のシリーズが含まれていた点と関係があると思われるが、本体の改造hakによりSFやアメコミヒーロー物、歴史物などのD&D系の範疇にないモジュールやhakも多数作られている。それらは上記FANTASY FEST!時期などDOS時代に作られたものも多いが(ネット普及前であるから驚異的な数であろう)、上記リストの収録モジュールの製作年はDOS当時の1990年代から2000年以降まで広く、FRUAフォーラムの完成報告によると、少なくとも2010年代〜現在でも年に数本ずつが出続けている。上記したようにUnlimited Adventuresというタイトルを当時は決して大袈裟に感じなかった製作側やゲーマーにしても、まさかこれほどの年数が経っても「限りがない冒険」がまだ続いているとは誰も予想できなかったであろう(余談だが、これは上記同様のキャッチフレーズを冠されたNWN1にもそのまま当てはまる話である)。
FRUAには当然ながら今となってはプログラム自体にもツールとしても問題がかなり多い。いくらGold Box自体に(海外では、日本からは想像できないほどの売上と存在感があり)現在でも愛好家が多いといっても、そもそもいまだにDOSベースのツールがそのまま、「製作者」としては最もライト層といえるツールエディットゲーマーらに使用され続けている点自体が尋常の事態ではない。時代背景上の操作性や、エディット自体の機能的な制限は枚挙に暇がなく、それをある程度拡張するUAshellベースの各種のツールからしてDOSベースであったりする。
それがなぜ今も使われ続けているかの理由として、最も大きいものは、FRUAの後継者、単にRPGやD&D系のエディタというだけでなく、いわゆる「Gold Boxライク」を作成できるような現代のツールがそう簡単には見当たらないため、ということになるのである(余談だが、これもまた上記NWN1にもそのまま当てはまる話である)。候補は少なからず存在しているが(それらが存在する自体が驚異的な側面もあるが)、現在も活動が継続中のFRUAに対して、そのまま完全にとってかわることができていない事情がある場合が多い。その詳細は次回以降に続く。